IT資産管理で管理対象となるものは、大きく分けて「ソフトウェア・ハードウェア・ライセンス」の3つに分けられます。このページでは、具体的な管理物を解説していますので、参考にしてみてください。
ソフトウェアの管理とは、パソコンのOSや各種IT/IoT機器のファームウェアなど、ハードウェアにインストールされているソフトウェア全般を管理することをいいます。LANやWiFiの接続機器、特殊なIoT機器などにインストールされているファームウェアのアップデートについては、どの機器がどのようなプログラムで動作するのかを把握しておく必要があります。
ソフトウェアはこまめにバージョンアップされていて、常に変化している状況。そのため、効率的にIT資産管理をしなければいけません。OSやソフトウェアを新しい状態にアップデートするため、アップデートの自動化あるいは、管理者が遠隔操作で操作できるようにしておくと、セキュリティ性もアップします。
IT資産管理の対象となる代表的なソフトウェアは「WindowsなどのOS・Officeアプリケーション・ウィルス対策ソフト」などです。
ハードウェア管理とは、パソコンやサーバー、スマートフォン、タブレット、その周辺機器を管理することをいいます。パソコンなどの端末の場合は、CPU、メモリ、発売年、購入年などの詳しいスペックを把握しておきましょう。また、ストレージは容量を把握することはもちろん、経年劣化による破損も頭に入れ、導入年の把握も大事なポイントです。
ハードウェア管理の具体的な管理対象は「パソコン・サーバー・プリンタ・複合機・ルーター・無線アクセスポイント・メモリーカード・USB等の外部デバイス」などです。
ライセンスの管理は有償のライセンス管理のことで、サブスクリプションなども含めた管理のことをいいます。ライセンスの切れたOSやソフトウェアを利用するのは、社会的にもセキュリティ面を考えてもやめておきましょう。
ライセンスを正確に管理するには、使用実態を把握すると同時に、定期的に情報を更新する必要があります。それだけでなく、「保有するライセンス数=実際に使用しているライセンス数」となっているかを確かめ、余っているライセンスがないか、不適切に利用されていないかなどを確認することも重要といえます。
当サイトでは、無駄なコストをかけない資産管理システムの選び方について解説しています。資産管理について、どのツールを選ぶべきか検討中の方は、資産管理の中でも特に重要な機能である「台帳管理」と「ライセンス管理」があるシステムを確認してみましょう。