IT資産管理ソフト導入から運用までは、初期設定を行ったり、導入について社内に周知したりする必要があります。こちらでは簡単な手順を解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
まずは、利用するIT資産管理ツールを自社の管理サーバにインストールするところから始めましょう。IT資産管理ツールには、「エージェント型・エージェントレス型」の2種類があります。エージェント型は、クライアントのパソコンにインストールする必要があり、エージェントレス型は、クライアントのパソコンにインストールする必要がありません。
エージェント型の場合、インストールしている間にパソコン上の問題が発生することも多く、情報処理に莫大な時間がかかってしまう場合があります。その一方、エージェントレス型であれば、クライアントのパソコンのスペックや環境には左右されません。そのため、作業工数だけでなく、時間の節約にもなります。IT資産管理ツールを導入したら、企業活動に必要不可欠なマスターデータを作成。そして社内ネットワーク内外にあるパソコンやソフトウェア、サービスなどの情報を自動収集し、把握・管理を行います。これが終われば、すぐにでも運用を開始することができます。
IT資産管理ツールを導入しても、社内に浸透しなければ無意味です。初期設定が終わったら、システム導入と利用定着に向けた社内周知を行いましょう。
導入理由などを社内報などで説明し、社員からの支持を得ることも運用して行く中で重要なことです。社内周知を徹底し、社内全体がツールを適切に取り扱うことの意味を理解すれば、運用しやすい環境を構築したといえます。IT資産管理ツールを外部のツールと連携させれば、さらにセキュリティを強化することができます。経費精算システムと連携することにより、データ入力や現地調査などの手間のかかる業務を削減できたり、各部署における棚卸業務への負担などをカットできたりします。
当サイトでは、無駄なコストをかけない資産管理システムの選び方について解説しています。資産管理について、どのツールを選ぶべきか検討中の方は、資産管理の中でも特に重要な機能である「台帳管理」と「ライセンス管理」があるシステムを確認してみましょう。